〜光と陰〜
小 川 秀 石 書展
毎日書道会審査会員、玄潮会副理事長の小川秀石氏が「光と陰」と銘打った個展を3月末に開催する。
3年前の第2回展「大地の氣」では、故郷の山や海、そして空をイメージした作品群で会場を埋め尽くしたが、特に谷川連峰を眺めて構想を練った7メートルを越える作品「山月」は印象深く残っている。また、作品にスポットをあてた会場での詩の朗読のコラボも書展では初めての試みで、如何に見せるか、感じてもらうかという、新試行も新鮮であった。
小川秀石の書は作品意図、雰囲気を非常に大切にしている。少字数作品の持つ宿命かもしれないが、秀石氏は発露から過程を重視して作品イメージを固めてから制作にかかるのだと以前お聞きした。今回の「光と陰」もそうした思いを踏んでのことだと期待が膨らむ。
紹介の「飛爆」は紙の白と滲みから墨溜まりの墨部の塊の対比が、まるで超新星の爆発で宇宙に広がる星雲のように見えてくる。他、7m近くある大作「雪・あかり」、4m越える一字書「魂」と「黙」、約2.5mの方寸形「冬銀河我一人」等詩意を含んだ大作22点が出品される。
(松)