〔収録作品〕①高 遠 屋久杉 3.2×9.1cm②花 見(上島鬼貫句)●4月30日~5月5日 ● 京都龍枝堂画廊 / ●5月9日~12日 ● 岸和田市立自泉会館当初は、五鳳師の字形、形式を取り込んだ作品が主体で、幾分堅さの残る倣書的香りが強かったが、回を重ねる毎に自風の表現が加味されていって、年ごとにファンも増加し、作品を求められることも多くなった。10周年の個展では、これまでの発表作品と新作の図録も発刊し、原田の森ギャラリーで一区切りの回顧展を開催する一方、大阪高島屋からのオファーを受けた書作展が所定責任を上回る盛況となり在野書家としての場を確保しつつある。そして今13回展では、一層の進化が窺えた。以前から氏の書作には、自らが書したい心からのメーセージがあり、撰文の深い理解のうえに立って制作する姿勢を貫いてきており、その思いと書線と空間が響いて一体になる作品に変化してきたように思う。例えば今展の小品作品である。鬼貫句「骸骨の…」にみる高い韻致性。また、屋久杉の小片(3.2×9.1 ㎝ ) に何の衒いもなく書された「高遠」とその為書きが醸す自然感。他、徒然草から「あはれ」、「めぐみ」等が挙げられる。
〔収録作品〕
①高 遠 屋久杉 3.2×9.1cm
②花 見(上島鬼貫句)
●4月30日~5月5日 ● 京都龍枝堂画廊 / ●5月9日~12日 ● 岸和田市立自泉会館
当初は、五鳳師の字形、形式を取り込んだ作品が主体で、幾分堅さの残る倣書的香りが強かったが、回を重ねる毎に自風の表現が加味されていって、年ごとにファンも増加し、作品を求められることも多くなった。10周年の個展では、これまでの発表作品と新作の図録も発刊し、原田の森ギャラリーで一区切りの回顧展を開催する一方、大阪高島屋からのオファーを受けた書作展が所定責任を上回る盛況となり在野書家としての場を確保しつつある。
そして今13回展では、一層の進化が窺えた。以前から氏の書作には、自らが書したい心からのメーセージがあり、撰文の深い理解のうえに立って制作する姿勢を貫いてきており、その思いと書線と空間が響いて一体になる作品に変化してきたように思う。例えば今展の小品作品である。鬼貫句「骸骨の…」にみる高い韻致性。また、屋久杉の小片(3.2×9.1 ㎝ ) に何の衒いもなく書された「高遠」とその為書きが醸す自然感。他、徒然草から「あはれ」、「めぐみ」等が挙げられる。