全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.20

草枕

特別展 日本のこころと美 2017(2017.07)
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〔釈文・作品〕山路を登りながら、かう考へた。… 草枕〈夏目漱石〉

● 5月10日〜14日 / ● 京都文化博物館 5F

山路を登りながら、かう考へた。… 草枕〈夏目漱石〉

10回、15回と2回の節目展で作品集を作成し、原田の森ギャラリー本館1階で大個展を開催したかな書家・奥宣憲氏が、3年後の18回展で京都文化博物館の広い会場で特別展を催した。

今展では、夏目漱石・正岡子規の生誕150年を記念してふたりのコーナーが設けられた。また、京都と岸和田(この京都展のあと巡回)では未発表の襖書「いろは歌」、襖書「花鳥風月」、さらに三条西実隆『詠源氏物語巻々和歌』より「桐壺」、「澪標」など旧作も含め約50点の作品が並んだ。

会場にゆったりと展示された襖書はやはり圧巻で多くの人が足を止めて見入っていた。注目した作品として、朱の箋紙2枚に書かれた「国宝」。最澄の『天台法華宗年分縁起』学生式冒頭の一句で「國寶とハ何物ぞ…」と始まる。吉田兼好「おのれを知る」も小品ながら古筆然とした存在感があった。そして、掲載の「草枕」。独自の書風、奥イズムを感じさせるもので、奥行きの空間感があり、視点の流れが心地よい。師五鳳の呪縛から一歩抜け出た。 (松)

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草枕 — 奥宣憲