〔収録作品〕①うみ(文部省唱歌)〈林柳波〉②花はその花のやうに(其中日記)〈種田山頭火〉● 5月22日〜27日 ● 銀座ギャラリーいず日本の心と美と銘打って奥宣憲氏が第1回個展を銀座・田中貴金属の画廊で開催したのは18年前。それから欠かすことなく銀座、京都で隔年開催してきているが、10回、15回の記念展は原田の森で、また昨年は京都文化博物館での特別大個展も開催している。今展には昨年京都発表の子規・漱石をはじめとした東京未発表の旧作も含め、西行生誕900年を記念した作品など新旧26点が並んだ。その中、2点を挙げた。「うみ」は日本人なら誰しも知る、そして口ずさんだであろう唱歌である。下部に大きく余白(海)をとり、流れるメロディが空に浮かぶ、そんなイメージがある。一方、山頭火の其中日記は、沈み込むような文字が言葉の真意を伝えている真摯な空間がある。濃淡を強く効かせた書き手の意思も窺える。(松 )
〔収録作品〕
①うみ(文部省唱歌)〈林柳波〉
②花はその花のやうに(其中日記)〈種田山頭火〉
● 5月22日〜27日 ● 銀座ギャラリーいず
日本の心と美と銘打って奥宣憲氏が第1回個展を銀座・田中貴金属の画廊で開催したのは18年前。それから欠かすことなく銀座、京都で隔年開催してきているが、10回、15回の記念展は原田の森で、また昨年は京都文化博物館での特別大個展も開催している。今展には昨年京都発表の子規・漱石をはじめとした東京未発表の旧作も含め、西行生誕900年を記念した作品など新旧26点が並んだ。その中、2点を挙げた。「うみ」は日本人なら誰しも知る、そして口ずさんだであろう唱歌である。下部に大きく余白(海)をとり、流れるメロディが空に浮かぶ、そんなイメージがある。一方、山頭火の其中日記は、沈み込むような文字が言葉の真意を伝えている真摯な空間がある。濃淡を強く効かせた書き手の意思も窺える。(松 )