● 11月1日〜15日 / ● 茨木市立川端康成文学館ギャラリー昨年9月に神戸で古稀記念展を開催した奥宣憲氏。その古稀記念巡回展の一環として、毎年開催されている川端康成文学館での個展―日本のこころと美―「奥宣憲の書」で一部開陳された。この会場で始まった7年に及ぶ三条西実隆『詠源氏物語巻々和歌』シリーズの展示が既に9月の古稀記念に完結発表されたため、毎年楽しみに当館を訪れてくれたファンと、各帖ごとに【大意】を添えていただいた当館の高橋照美館長への感謝をこめて、前回に続く42帖『匂宮』から最終54帖『夢浮橋』まで展示された。完結に向けて日々努力してきた奥宣憲ゆえの金字塔だ。さて今回から当館での発表に、文豪川端康成の小説、京都を舞台にした『古都』の文章から選文した作品の連作がスタートした。「北山杉」「北山杉の里」と上掲の「伊万里の皿に」の3作だ。上掲作は文章と書が響き合って京の雰囲気を醸す。特に濃淡、行の傾き変化と行末の空間余白が生むゆったりとした動きを含んだ調和感が絶妙だ。来る3月23日〜27日、京都文化博物館で古稀記念巡回全作展示。(松)
● 11月1日〜15日 / ● 茨木市立川端康成文学館ギャラリー
昨年9月に神戸で古稀記念展を開催した奥宣憲氏。その古稀記念巡回展の一環として、毎年開催されている川端康成文学館での個展―日本のこころと美―「奥宣憲の書」で一部開陳された。この会場で始まった7年に及ぶ三条西実隆『詠源氏物語巻々和歌』シリーズの展示が既に9月の古稀記念に完結発表されたため、毎年楽しみに当館を訪れてくれたファンと、各帖ごとに【大意】を添えていただいた当館の高橋照美館長への感謝をこめて、前回に続く42帖『匂宮』から最終54帖『夢浮橋』まで展示された。完結に向けて日々努力してきた奥宣憲ゆえの金字塔だ。
さて今回から当館での発表に、文豪川端康成の小説、京都を舞台にした『古都』の文章から選文した作品の連作がスタートした。「北山杉」「北山杉の里」と上掲の「伊万里の皿に」の3作だ。上掲作は文章と書が響き合って京の雰囲気を醸す。特に濃淡、行の傾き変化と行末の空間余白が生むゆったりとした動きを含んだ調和感が絶妙だ。
来る3月23日〜27日、京都文化博物館で古稀記念巡回全作展示。(松)