〔釈文・作品〕重 陽(ちょうよう)<紀貫之>■ 5月16日〜21日 ■銀座・ギャラリー い ず今回の銀座で6年連続となる個展を開催した奥宣憲氏、一度火がつくと一心不乱に向かっていくそのパワーに圧倒されそうである。今後とも地元と東京銀座で交互に毎年実施していく計画を持っていると聞いた。個展は人との出会いがある。人に見ていただいて初めて作品が輝きだすのである。毎年の企画で氏の個展にファンが集いだした予兆を感じるし、それは作家自身が一番思っているところだろう。今回は、昨年の日本書芸院展出品の大作、武者小路実篤詩「自然・必然、當然」を中心として24点の作品が並んだ。素とした様子が氏の持ち味だが、大字はもう少しどっぷりした存在感が欲しいが、どうだろう。その点中字〜細字の作品には幅があり、詩情性、古典の流麗さを兼ね備えている。ふっとした空間余白がいきた蛇笏の「帰雁」、これには五鳳好みの自作の印が使われていて遊び心も感じられる。金箔の料紙に書いて斜め相対構成いきた貫之の「重陽」も挙げた。 (松)
〔釈文・作品〕重 陽(ちょうよう)<紀貫之>
■ 5月16日〜21日 ■銀座・ギャラリー い ず
今回の銀座で6年連続となる個展を開催した奥宣憲氏、一度火がつくと一心不乱に向かっていくそのパワーに圧倒されそうである。
今後とも地元と東京銀座で交互に毎年実施していく計画を持っていると聞いた。
個展は人との出会いがある。人に見ていただいて初めて作品が輝きだすのである。毎年の企画で氏の個展にファンが集いだした予兆を感じるし、それは作家自身が一番思っているところだろう。
今回は、昨年の日本書芸院展出品の大作、武者小路実篤詩「自然・必然、當然」を中心として24点の作品が並んだ。素とした様子が氏の持ち味だが、大字はもう少しどっぷりした存在感が欲しいが、どうだろう。その点中字〜細字の作品には幅があり、詩情性、古典の流麗さを兼ね備えている。ふっとした空間余白がいきた蛇笏の「帰雁」、これには五鳳好みの自作の印が使われていて遊び心も感じられる。金箔の料紙に書いて斜め相対構成いきた貫之の「重陽」も挙げた。 (松)