全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.23

いろは歌 他

襟立玉英書作展(2023.05)
〔収録作品〕
①いろは歌
②色は匂へど
③ほろほろと(松尾芭蕉)
④いざこども(良寛)
⑤東海の(石川啄木)
⑥富士の嶺(万葉集)
⑦花椿(松尾芭蕉)
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傘寿記念
● 3月14日~19日 ● リーガロイヤルギャラリー

 日展会友、臨池会渉外部長の襟立玉英さんが、令和元年12月のニューヨークでの喜寿記念二人展に続いて、傘寿記念の書作展を大阪・リーガロイヤルホテルギャラリーで開催、築きつつある襟立ワールドの書の世界に多くの展覧者が訪れ全日盛会となった。
 確かにここ5~6年間、襟立さんの書に微妙な変化を感じていたが、特にニューヨークでの写真家(ブライアン・モア氏)とのコラボを実施したことが大きな契機となったと思える。いわば、写真の持つ空間イメージに言葉としての「文字」をのせる響き合いの妙味に何かを感受されたのではないか、そう思える。その世界が広がり、肩の力も抜けて書線の機微に柔和さが加味されて、書の空間をより深く考えられるようになった。最近『書作が楽しくなってきた』と言われることもその査証でもあるだろう。
 さて、今展にはニューヨーク二人展のコラボ作品「令和」「雲居」、最近の臨池会、読売書法展出品作など含めた全25点から7点を挙げた。いろは歌のコラボ写真は、東京大学名誉教授・唐木英明氏撮影。大胆な大字と調和体風の「色は」、かな書きで渇筆を活かして空に浮かべた対比作品。柔らかな空間に情感滲む芭蕉の句「ほろほろと」。また、良寛の歌を2紙千鳥に配して、ことばを紡いで静かに布置した感の「いざこども」。絶妙な揺らぎ、「落ち」と「花つばき」の呼応感「花椿」。華邨氏逝去後に指導を受けている池田桂鳳氏の「間」を自らの呼吸の「間」に繋げた「東海の」に足が止まる。そして(一社)かけはし設立理事・川端マツオ氏の富士の写真とのコラボ作品「富士の嶺」、まさに雲上に浮かべる如く、返し書きの歌が映える。作品はリーガロイヤルホテル大阪・日本料理なかのしまに展示。(松)

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いろは歌 — 襟立玉英
いろは歌 写真:唐木英明〈180×90〉
色は匂へど — 襟立玉英
色は匂へど 写真:唐木英明〈180×70×2〉
ほろほろと(松尾芭蕉) — 襟立玉英
ほろほろと(松尾芭蕉)〈25×24.5〉
いざこども(良寛) — 襟立玉英
いざこども(良寛)〈19×16.5×2〉
東海の(石川啄木) — 襟立玉英
東海の(石川啄木)〈32×112〉
富士の嶺(万葉集) — 襟立玉英
富士の嶺(万葉集) 写真:川端マツオ〈90×180〉
花椿(松尾芭蕉) — 襟立玉英
花椿(松尾芭蕉)〈180×90〉