創立40周年記念の第16回紗羅書展より鎌田主宰の同展に寄せて自作した「新しい風」をピックアップさせて頂く。本展は11面に14点紹介しているので参照願うが、11面の「論語 子張第十九(1992)」の他、黒紙に金泥の「竹取物語(全11章)」シリーズ第10章 「天の羽衣(1987)」の3点が出品されていた。鎌田さんの師は中島司有で、現代書道研究所を離れた今も師への尊敬と感謝の念は変わらない。学書と創作への恐るべき追求心の根本を学んだ。作品傾向が漢字、かなの臨書中心から自運の作品に大きく変化したのはひとり立ちを決意した時からであろう。自詠の詩・歌を近代詩文書作品として発表し、毎日書道展で注目を集め、横浜書道界で重席を任せられている。今作は紗羅会に集う会員―特に書を愛する若者への熱いメッセージを込めた詩である。そうした思いを再確認して自らも戒める。淡墨だが、骨格になる「空に…駆けあがれ」と「新しい風…いのち」の行の対比が作品に言霊を与えている。(松)創立40周年に寄せて 新しい風 自作詩
創立40周年記念の第16回紗羅書展より鎌田主宰の同展に寄せて自作した「新しい風」をピックアップさせて頂く。本展は11面に14点紹介しているので参照願うが、11面の「論語 子張第十九(1992)」の他、黒紙に金泥の「竹取物語(全11章)」シリーズ第10章 「天の羽衣(1987)」の3点が出品されていた。
鎌田さんの師は中島司有で、現代書道研究所を離れた今も師への尊敬と感謝の念は変わらない。学書と創作への恐るべき追求心の根本を学んだ。
作品傾向が漢字、かなの臨書中心から自運の作品に大きく変化したのはひとり立ちを決意した時からであろう。自詠の詩・歌を近代詩文書作品として発表し、毎日書道展で注目を集め、横浜書道界で重席を任せられている。
今作は紗羅会に集う会員―特に書を愛する若者への熱いメッセージを込めた詩である。そうした思いを再確認して自らも戒める。淡墨だが、骨格になる「空に…駆けあがれ」と「新しい風…いのち」の行の対比が作品に言霊を与えている。(松)
創立40周年に寄せて 新しい風 自作詩