全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.58

空は猶… 他

第51回関西三余会美しいかな書展(2024.03)
〔収録作品〕
①空は猶…(攝政太政大臣 他)
②(三十六歌仙)
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テーマ ―新しい景色―
一昨年、関西三余会として神戸、大阪、福山、和歌山他で開催されてきた三余会展を統合し、第50回記念展として再スタートした隔年開催の本展。理事長代行の中室舟水書作展が華甲記念(1面下カラー紹介)として併催されたこともあり、51回展は大いに盛り上がった。
特別展示の桑田笹舟、桑田三舟の作品はかなの歴史と変化を伝えてくれる。田頭一舟会長は、日展受賞の好調を持続、4紙を継いだ箔押し・胡粉引きの竹林の料紙に「空は猶霞みもやらず…」と以降の長丁場を霞みに浮かべるような柔らかな調和を演出した。さらに大色紙大の帖仕立てに三十六歌仙の料紙を貼り込み並べて日頃の制作振りを披露された。賛助として寺岡棠舟副会長の朱の作品が並び神戸笹波色が揃った感。田頭央_理事長は晶子の歌に準じた自作の料紙が映える。このスタイルは氏ならではのもの。華甲を迎えた中室舟水は切れある線とカスレを巧く響かせた。草野曽舟の変体仮名の配置は一見漢字と思わせる独特の趣があり、今回も頬が緩んだ。他、寺田扇舟の「奥の細道」も立体的味わいを持たせて観者を誘う秀作。中原朱穂の横展開も心地良い風の通りを感じる。ベテランから中島緋舟の強弱リズム、小宮山青舟の単字の響きを加味した作品も見逃せない。末吉舞舟の万葉集4首の繊細な重ねの構成は全体観を考えての機微を感じられ、貴重。
また、大壁面を使った自由な小品展示は一見乱雑ながら色彩が舞う世界を構築していた。(松)

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空は猶…(攝政太政大臣 他) — 田頭一舟
空は猶…(攝政太政大臣 他)
(三十六歌仙) — 田頭一舟
(三十六歌仙)