全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.25

抱甕 他

高木聖雨書展(2015.01)
〔収録作品〕
①抱甕
②祝允明詩
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● 11月12日~18日 ● 和光本館 6F和光ホール

 先月号に、前記事として紹介させていただいた高木聖雨展の会場に初日伺った。会場の関係で大作を控え、どちらかといえば中作品を中心とした作品でじっくりと書き込んだものが多かった。青山杉雨師が一度も個展開催をしていない為、門下の者も控えていた訳だが、逝去後20年を過ぎ、師の学んだところをどれほど学び得たかということを自らに問い、心の中の師に報告するという聖雨氏のひとつのけじめであったように思う。
 杉雨師の下で徹底的に鍛えられた古代文。特に金文の少字展開の作品は70点中25点と最も多く、「游心」「曲不藏直」「好古敏求」「正道」ほか、流石に完成度は高い。また、杉雨師は羲之系の細字、小字の繊細な行草を見事に極めていたが、最近聖雨氏も行草作品が増えてきて、蒐集作品の研究成果を出している。「王鐸詩」「勝海舟詩」も清新な響きをみせていたが、特に注目したのが巻子仕立ての「祝允明詩」で大きな気脈の揺らぎの中に骨格が通った秀作。そして、展覧者の殆どが足を止めた「抱甕」。金文展開で培われたエキスが解放された1点で今展の白眉。(松)

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抱甕 — 高木聖雨
抱 甕 96.0×125.0㎝
祝允明詩 — 高木聖雨
祝允明詩 34.5×363.0㎝