改組新第5回日展

 

笠原 聖雲

「荘子句」

 

 昨今、多様な篆刻美が展開される中、作者のそれは一切ぶれを見せず、執拗に精緻な世界を追い求める。今作もその姿勢は変らず、精巧な美を呈している。崩れぬ結構、確実な分間布白が物語る。朱泥の美しさも際立つ。(篠原)