財団設立30周年記念展

山本眞輔
彫刻60年の軌跡

●5月27日〜7月23日
● 名古屋・古川美術館
主催 公益財団法人古川知足会

 

 日展理事・日本彫刻会常務理事・白日会常任委員の山本眞輔氏が地元名古屋の古川美術館で全館を使って2ヶ月間に亘る大展覧会を開催する。
 街角で出会う女性彫像が生み出すいのちの輝き、新しい風景。愛知県西尾市一色町出身(1939年生)で日本藝術院会員として日本彫刻界を代表する山本眞輔氏の彫刻は、駅や公園、百貨店など数多くの場所に設置され、自然と共鳴し合い希望ややすらぎを人々の心に届けている。 山本眞輔氏は、東京教育大学(現筑波大学)卒業後、二度のイタリア留学を通じ、清楚な若い女性像を主題とした「祈り」シリーズ、海外旅行などから得た心象風景を作品にした「心の旅」シリーズなどを展開してきている。本展では山本の主要な受賞作品「森からの声」(日展内閣総理大臣賞)・「生生流転」(日本藝術院賞)、格調高い「祈り」シリーズ、異国の風を運ぶ「心の旅」シリーズ、知恩院献納の「旅立ちの勢至丸さま」、京都府宮津市設置の「祈り 細川ガラシャ夫人像」などが出品される。また、デッサンやテラコッタ、蝋型、大理石彫刻など、ほとばしる情熱を投影した作品も並ぶ。山本眞輔氏の60年に渡る彫刻の軌跡を、その制作年代を追って展観する絶好の機会といえる。
 また、同期間中6月20日〜7月23日に「山本澄江の世界―祈りの道」が同館分館の爲三郎記念館で併催される。澄江さんは、夫である彫刻家山本眞輔氏を支えながら、心象風景に植物や人物を組み合わせた他に類を見ないペン画による印象的な絵画を描き続けており、その画業50年を記念する展覧会。更に、金沢美術工芸大学を卒業し、日本画家として研鑽を重ねている山本夫妻の愛娘、山本眞希さんの新作も特別展示される。

 

 


生々流転(第35回日展・日本藝術院賞)

心の旅―エーゲの海―( 第37 回日展)