第82回国展

祖父江弘幸

「桜島2008―1 」

 

 黒々とした空を背景にその頂きから噴煙をはく桜島、

その山肌はすべて赤く彩られ、錦江湾は静かにうねっている。

簡潔にギリギリまで単純化された朱赤の山容が、

燃えるように哀しむかのように。