第71回二紀展

 

塚本 裕志

「真 昼」

 

 真昼の陽光は建物にも人にも強い影をつくりながら、どこか実在感を喪失して虚うつろな存在となっている。目の前に入るべき建物があるにもかかわらず、二人の女性はとどまったままだ。次の一歩への不安が浮上してくる。(中)