第73回二紀展

 

塚本 裕志

「夏 至」

 

 いつもどの絵も幻視・幻覚的なイメージをまとう。モダンな建物と対して男が立っているが、どこか現実感を喪失している。ゆえに新たな現実が見えてくる不安感。燦然たる黄を覆う闇空を飛ぶ飛行機が暗示的だ。(中)