第46回国際美術大賞展
宮永 勝
「送り火」
盂蘭盆の最終日の夜、祖先の霊をあの世へ送る灯明の火が、川面にゆらめいている。夜の帳の濃紺に浮かび上がる母娘の表情に共感を誘われる。画家が多用する紺が、万感を孕んで深く静かに夜は更けてゆく。 (中)