第73回立軌展
●10月31日〜11月8日
●東京都美術館
島 栄里子
「PACENTRO」
昭和24年、飯島一次、牛島憲之、円城寺昇、榎戸庄衛、大貫松三、須田寿、山下大五郎の7名で発足した立軌会。権威主義を排除し、純粋に絵画制作を目指す研究会的姿勢を貫いているが、創立会員・牛島憲之の主張と存在意義は極めて重要なレジェンドとなっている。
今展には小川イチ、栗原一郎の遺作が展示され、寂しい感も否めない。2点をピックアップする。
小堀令子「Be」 これまでのNet シリーズを継ぐ作品だが、「Be」とは=であり状態こと。ネット社会の複雑な繋がりに、人々は否応無く組み込まれる。それでも今を生きる、人間の尊厳を問いつつ。色線の重なりが迫る。
島 栄里子「PACENTRO」
イタリアローマからアドリア海に抜ける途中治体。美しい中世の村だが、尾根に沿う街造りは以前のスペインALBARRACIN にも似ている。雄大な自然に囲まれた美を改めて描きおこす。(松)
