第75回記念立軌展

 

島 栄里子

「だれもいない―生きている―」

 

 地震で崩壊した丘の上の街の、半世紀余たった廃墟は、打ち捨てられ、それでも陽は照り草々は萌える。愚かな人間に破壊された街に人の心に、幾歳月経たら陽は照るのだろう。強く生きて欲しい。(中)