第83回 浅野輝一 展
―現代の風景から―


● 8月23日〜28日
● 銀座・シロタ画廊

 

 コロナ禍でも浅野輝一の勢いは止まらない。むしろこういう時世だからこそ彼の信念はより強くなったのではないか。だから「私なりに人々に寄り添い、共に恐れ、共に闘うという強い想いで描いてきました」と言えるのだろう。実に83回目の個展。100回展をどうするかという話も現実味を帯びてきた。更に現在は北海道置戸ぽっぽ絵画館でも「浅野輝一の軌跡展」がロングラン開催されている。10月25日までが第一弾。最新作を含めた展示替えをして11月1日から第二弾がスタート。来年10月25日まで開催される。もちろんその間、東京での個展回数も重なるだろう。それこそ文化人はもとより、浅野を知る人々は皆、元気と勇気をもらっているに違いない。
 今展の出品は30点。その中から最新作「夜の出会い」を紹介する。いつになくピンクが多用された画面。特に上部のそれは北海道の紅葉だと言う。昨年11月1日、置戸入りした浅野を歓迎してくれた夜の一シーン。行き交う黒の影は現地の人々か。青の像は浅野の心象とも見える。「人間とは…」を常に追求してきた浅野の現在がそこにある。
美術文化協会代表/日本美術家連盟会員(篠原)

 

 

 

 

夜の出会い〈1300×1620〉