画廊企画
第73回浅野輝一展
『現代の風景から…』


● 8月21日〜27日
● 銀座 ギャラリーあづま展

 

 瀟洒な画廊空間の一階には100号2点、50号1点の新作を展示。二階への螺旋状の階段壁面には蒲鉾板に描いた作家特有の小品が並ぶ。二階は100号をはじめとする近作。全25点の出品。
 浅野輝一といえば美術文化協会代表として活躍する一方、精力的な個展活動でもよく知られている。何と今展は73回目、11月末からの74回展も控えている。「誰もやらないことをやる」をモットーに常にモチベーションを高く掲げてきた。そこには浅野の一貫したテーマ「人間社会を見つめる」視点がある。特にここ近年は震災と人間のありようを捉え、そこに生命の根源を見いだしてきた。掲載作は今までになく黒を多用。それは闇であろうか。純黒ではない。下地のピンクを僅かに覗かせながら、墨と油絵具の混合色による沈んだ黒。そしてそこに伸びる一本の白い腕。それは明日への希望の讃歌にも見える。
 11月27日〜12月2日、新宿ギャラリー渓、来春には75回展を予定。(篠原)

 

 

 

 

明日を夢みて   F100