改組新第3回日展

 

山田 一郎

「待春の里」

 

 酷寒の地であろう、積雪は畑地にへばりつき、枯草の鋭い筆致や黒々とした木立ちや山肌は凍てついている。黒と白の世界にかすかにセピアの彩りが待春の情を立てる。冷気が身ぐるみ包みこんでくる。(中)