第105回記念光風会展
山田 一郎
「春 雪」
春近くに、またひと雪が降って、広い畑野を白く染め上げた。手前のひと塊の雑木から、厚い雲の下の山裾の民家まで、遮るもののない広がりに、塗り重ねた重厚なマティエールに微妙な色を掬いとった心と眼。(中)