第109回光風会展

 

山田 一郎

「待春」

 

 冬が長く雪の深い北国の、春を待つ思いは格別だ。ほぼモノトーンの黒と白の世界を、細やかな筆致で豊かなニュアンスを孕ませ、手前の二本の枯木を配し、黒々とした森林まで懐深く奥深い空間を演出した。(中)