| 塚田 稔 第12回個展
● 1月24日〜30日
● 北青山/ Gallery Concept 21
“絵画は、人生を如何に生きる表現“として制作に取り組む。言うは易く行うは難しに、怯むことなく果敢に挑戦している。その作品は決して一筋縄ではいかないが、かといって迷宮的なことはなく、大胆で、むしろ明解な切り口が、千々の思索を誘い、作家の人生観と深い対話を促し、楽しませてくれる。
今という時代のなかで人間のありよう、生き方を直截にとらえた「天空の光」(150F、'18年日府展、日墺交流150周年記念賞)を中心に、掲出作など30、20号など新作が展示された。
塚田の作品はパワフルで強いインパクトをもつ。いきなり網膜を刺激され、徐々に咀嚼していくと、いろいろな味わいが集約されて、塚田が作品に何をこめたかったのか、が見えてくる。構成的には敢えて左右を分断させ、そのことで相反する内容を強調させながら対比統合させ、平面性に奥行きをつくり出している。闊達な筆致と濃密な色彩による空間構成は、ことにも前者には人間の肉体(内面的心情や精神)機関は、宇宙の原理と軌を一にしていることを謳っているようでもある。山岳風景も天地を分断する赤い帯に思考の共通を感じる。
これら自我の戦歴群とは一転、第2室は旅先で筆を走らせた水彩スケッチが並ぶ。瑞々しい筆致が臨場感を誘い、心明るく楽しめた。(中)
*日府展洋画部部長

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生命の力 20F(2018)

時空の響き 20F(2018)

Mt.Zugspitze の夕暮れ 12F(2018)
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