「位相 −傘寿を迎えて−」
赤と黒のイメージング
羽田英彦展


● 1月21日〜26日 
●大阪西天満 ・ギャラリー菊

 

 第一美術協会会員の羽田英彦氏が傘寿を迎え、記念の個展を開催した。
 今では、羽田英彦といえば、即「赤」の世界というほど周知されている。ずっと続いている位相シリーズだが、「位相」とは、英語でフェイズ、ある特定の局面をいう。距離や角度、性質などを含めた瞬間の状態を指すが、この意識を絵画の根幹に据えて、塗り重ねの各面を位相と位置づけ、「今」を創作し続けている希有な作家である。
 羽田氏は昭和13年西宮市の生れ。中学では須田剋太に教わり、高校では具体の村上三郎が美術顧問で、抽象に興味をしめしていた羽田氏を具体の吉原治良に紹介された経緯を持つ。神戸大学卒業の前年昭和36年に第9回具体美術展 に出品、その後教員をしながら一気に画家への道を辿った。
 H19年第一美術展文部科学大臣賞。H23年西宮市民文化賞。(松)

 

 

 

位相 1903  F50