| 古くから日本人が畏敬した
「赤」を大胆に操る画家
羽田
英彦 自選展
●4月27日〜6月2日
● 尼信会館 1階展示室展
昨年の5月、平成23年度西宮市民文化賞受賞記念として「羽田英彦の軌跡展」を開催、昭和35年〜平成23年の半世紀に亘る80点の大作で会場を埋めたことは、まだ記憶に新しい。
美術との係わりは中学の頃に遡る。須田剋太に教わり、高校で具体の村上三郎が美術顧問であり、具体推進者の吉原治良の知己を得るのである。年を追ってみると、1960年/具体展出品、72年/第43回第一美術大賞候補四席、73年/西宮市展第一席、74年/第45回第一美術展銅賞、77年/毎日現代美術展・近代美術協会会員優秀賞、81年/兵庫県現代美術展・兵庫県郷土総合美術展招待、82年/北九州ビエンナーレ出品、2005年/第76回第一美術展会員奨励賞、07年/第78回第一美術展文部科学大臣賞、10年/国際芸術文化賞、そして西宮市民文化賞へと続く。
当初から抽象作品に傾倒し、心象的思いのエキスを取込みながらも根幹的な色彩は常に「赤」。赤、朱色の強烈な波長が見る者を圧倒し、元気を放射する。この度の長期間に亘る自選展の盛会を祈念したい。(松)

|