第89回新構造展

藤本 敏子

「浜辺に遊ぶ」

 

 漁師小屋の網や籠に戯れる蟹を描き続ける。そこには漁の日常の労役と束の間の休息のときが、幼少のころの思い出と今日の現実に綯い交っている。今作はセピア調もモティフも変らず船によって動きを導入した。(中)