第83回新構造展

藤本 敏子

「浜辺にて」

 

 渚に打ち置かれた漁綱が打ち寄せる波に洗われている。その綱に一匹の小蟹が這い寄ってきて戯れている。その様に画家は興趣を覚えたのだ。綱を丹念に描写して、一幅の浜辺の詩情をうんだ視点の良さ。 (中野)