第40回記念新日美展

 

小高 峯夫

「漂 流」

 砂浜に打ち捨てられた廃船、空には白昼夢のような日円がかげっている。砂浜には木片が転がり、ただ風が吹く中、遠く波の音がかすかに聞こえてくるだけ。廃船に漂流にも似た人の世の姿が重なってくる。(中)