第67回立軌展

 

池口 史子

「赤い街並」

 夕方の斜光はひと際鋭い。その明かりに街並は赤く映える。交錯する屋根くがしだいに奥まり聖堂に収斂される。光に包まれて街は今日も事もなく一日も終えようとしている。静かさに温もりがこもる。(中)