第90回朱葉会展

 

及川 由紀子

「桜 島」

 噴煙を蒼空にたなびかせ、威風堂々の桜島。燃え立つ朱に点在する蒼色のうねりは血管を起想させ、隆々と波打つ山肌に躍動する生命感がほとばしる。最下部に位置する白い点景の建物の帯が、その威容を際立たせる。