第96回朱葉会展

 

及川 由紀子

「陽 II 」

 窓辺の花を描いた静物画だが、単にそれだけでない主意が横溢して独自性がある。窓からあふれ来る光にバラは輝き、花器は陽炎に遥らぎ、外景も光に溶けこむ。窓枠を擬した曲直の囲み枠が工夫の大きな成果だ。(中)