第78回美術文化展
柳川 育子
「泡の如し(1)」
突飛ながらお玉杓子の産卵を連想した。水にフワフワ浮き、流される命は妙にはかなく哀しく思ったものだ。この作品の形をとどめぬ象も、まさに泡の如しである。しかしどこか長閑で自在、悲惨でないのが救いだ。(中)