第88回新構造展

 

荒木 千賀子

「冬」

 

 陽は赤々と空を焦がし、荒涼たる冬の田に鳥たちは群れて飛び立ち、黒々とした水面の脇に葦は凛然として天を衝く。それさえ知らぬげに人々は寝入るのか、はたまた迫りくる天変地異に固唾を呑むか。(中)