第67回示現会展

 

荒井 まき子

「木洩れ陽」

 崩れた石段を上りつめるとそこに五重の塔が建つ。石段に沿って並ぶ木々からの木洩れ陽が石段に斑な文様をつくり、鳩も羽を休めている。清澄な大気の中に凛と建つ塔に思わず心が吸い込まれたのだ。(中)