第93回朱葉会展

 

田中 昌子

「待春の山麓」

 

 山が好きだから山を描く。四季折々、美しいドラマを展開する。今作は待春の景である。遠山はまだ真っ白だが、近くの山は雪解け斑になり、野面の木々が顔を出し始めた。厳しい情景に待春の情が漂う。(中)