改組新第7回日展

 

松本 貴子

「ひととき」

 

 少女が座りこんで、手にした一茎に見入っている。室内と思われる(路傍かも知れぬ)が、情況説明はなく、茫漠たる広がりがある。すべてはひとりの女性にあるが、余分な感情も排し、確かな存在だけがある。(中)