第61回新世紀展

 

堀 弘子

「慟 哭」

 

 源氏物語をモティーフに昨年「惜別」に心象的な古代切れや文様に浮かべたが、今回は母「更衣」が幼子の光君を抱いて置かれた状況に涙する一場面を思い描いたのであろうか。繊細な筆使いと色調に哀愁が宿る。(松)