第70回記念一陽展

 

塩川 慧子

「時を探す―何処へ―」

 

 大きな赤いカーテン、中央に佇立する後姿の女。広がる草原が目前に、地平線は曇りがかった空に続く。俯き加減の人、スマホを見て歩く人々。舞台仕立てのなかで自分の立ち位置と明日への思いを巡らす。(中)