森川敬三展
●7月4日〜9日
● GINZAギャラリー
アーチストスペース展
「KAZEVll」は100号の大作であり、「untitled7」は6号、ともにアクリル作品である。
どちらも抽象作品であり、何といって特定できる形象(フォルム)はない。が、無意味ではない。
敢えて言えば、前者は微風が峡谷に湧いた霧をそよがしているところに、薄雲を透過して陽光が射し込んでいる情景かも知れないし、後者は空を朱色に染めながら陽の上ってくる朝焼けの空の景かも知れない。
それが当たっていようがいまいが構わない。ただそんな情景をイメージさせるし、逆に画家は具体的にそうではなくても心底に潜んでいるものが無意的に表れたとも言える。
要は、感じはするが形は見えない、そんな自身の心象を含めて、�T気配�Uを表そうとしているのだろう。表現する(描く)ことで�T見え�Uてくる行為なのだ。
○1953年東京生。'12・'14年上野の森美術館大賞展、'13年FACE損保ジャパン美術賞展。現在、日仏現代国際展(サロン・ブラン)会員。(中)
