第53回白士会展

損保ジャパン日本興亜美術財団賞

原田 文子

「月の頃」

 

 緑からブルー、あるいは青からグリーンに変容する、澄明な色調が月明かりの大気をおのずとイメージさせ、上昇と奥行き感を醸す。情緒性はあるが決して甘くはならず、闇の光の放つ空気感に人生の道程が重奏する。(中)