第78回美術文化展

 

吉川 幸恵

「トラウマ」

 

 一つの目が見開いて凝視している。見つめているのは外界でなく、自分の内面のようだ。ブルーの色に、ボタンのような白い突起物を一面に配したザラザラ感が何とも言い難い心模様ということか。心の傷跡。(中)