第69回一線美術会展

東京都知事賞・マツダ絵具賞

小内 八重子

「黄昏の刻」

 

 慌ただしい一日の了えて、ひとりグラスを傾けるたそがれどき。ささやかでも自分ひとりの豊かな刻が流れる。引っ掻いたような痕跡を残すマティエールに彼女の存在感が黄昏の空気感の中で確かさが浮上してくる。(中)