異色のキャリア
−破れ屋と断崖−
斎藤史郎 展
● 1月10日〜18日
● ジャンセン美術館銀座アートスペース
「破れ屋と断崖」と銘打っての個展。昨年5月、第58回二元展において、前年の文部科学大臣賞受賞に続き博尊賞を受賞し、同会の常任委員の推挙を受けての個展開催である。
斎藤氏は慶應大学時代友人に推され、大学の美術クラブに属して卒業時に「絵描き」への思いが少しよぎったという。が、度胸なく日本経済新聞社に入社。その3年後、絵に対する思いを何かに残したく一度だけ公募展に応募、入選したのが二元展だった。しかし、新聞社の仕事に謀殺され経済記者として活躍。バブル時代のニューヨーク特派員、金融危機時の経済部長、1200人の記者を統括し最終責任を担う編集局長に。そして、日本記者クラブの理事長を2年間務めている。仕事から離れ、絵を描く環境(二元展)に還ったのは2011年の時。
独学だが、強い思いが創り出す作品(断崖や老人等)の殆どが強烈な押出しあるモノクロームの世界だ。
https://s-saito-artgallery.com/1 も参照。 (松)
