第64回新世紀展

新世紀賞

柴田 邦彦

「アマランスの森で(2)」

 

 細かい線が密集して蠢いている。曲線が強く鋭く、凝縮された細胞にも連想が伸び、森の樹々の生命そのもの、液汁までも滴らせるほどの力強さなのだ。生命とはこの絵の如く、断ち切れぬ混迷そのものか。(中)