第100回記念朱葉会展

 

小林 康子

「一炊の夢」

 

 粟飯を炊き上げるほどの短い間の夢。富貴・巧名の極めてはかないことの例え。画面をいっぱいに覆い尽くすのは群生する黄粱でも良いが、緑紺のそよぐザワザワ感が意識の底を揺さぶってきて、目を叛そ むけられなくなる。(中)