第66回新美術展

 

平沢 壽康

「あ、ひこうき雲だ」

 

 海辺から樹木繁る小山を抜けて登る一本の道。神社へと続くのだろうか。木漏れ日溢れる道の途中から海辺を望む、ある夏の景だ。入道雲を横切る一筋の白線、的確なデッサン力に裏打ちされた爽快感がある。(松)