|
福島千佳展
福島千佳さんの個展に初めて伺ったのは、2018年の神戸、ギャラリー島田。中島由夫氏から面白い人がいるからと紹介されてのこと。その頃は、作品の大半がドローイングで、中島に出会って眼から鱗が落ちたように自分の表現の可能性に挑戦、中島の始めたスウェーデンのアーティスト・イン・レジデンスに参加してから、作品の幅が驚くほど広がった。彼女のドローイングには下書きがない。溶岩が広がるようにインスピレーションで次のステージに繋げてゆく。父が薩摩焼の上絵付け師で、その絵を見て描き始めたと聞くが、独学で磨いてきたセンスに中島の強烈な表現理念が伝播して生き方さえも変えてしまったといえる。中島の行動と共に世界を巡り、パフォーマンスも表現の一部に捉えている。今回の注目はメーカーから提供された牛皮に描いたドローイング「感謝」。小品の「光速鳥」も強烈だ。更なる活躍を期待。 (松)
|
感 謝
光速鳥 |