黄色い広場のシリーズ

沢 田  徹 個展

■9月29日〜10月4日  ■ 東京・ギャラリー日比谷

 新世紀美術協会委員の沢田徹氏の個展。
 平成10年の文藝春秋画廊での個展「魅せられた木のシリーズ」以来の1998
年からの旧作を加え、約20数点が展示されたが、近作の「黄色い広場」シリーズが中心。以前も樹木をプリミティブに簡略化し、モンドリアン的抽象手法で年輪のもつ意味合いと自然への愛を問うものであったが、今回は省略が巧く効いてより空間性が広がり、特に黄色のマチエールが深くて爽快感がある。また、「高原秋色賛歌」にはミロ的な展開が窺われる。
 具象系の新世紀にあって稀少な本道をいく抽象作家であると改めて認識した個展であった。    (松)

 

     

   「黄色い広場」 (S―60)