向芝 節男
自選展
6月6日(土)〜7月12日(日)
● 尼信会館1F展示室展
新世紀美術協会委員の向芝節男氏が6月6日〜7月12日迄尼崎の尼信会館で大規模な企画自選展を開催する。2007年の和歌山県民ギャラリー、2010年の西宮市立北口ギャラリーでの個展に続く3回目の個展となるが、約30年に亘って出品を重ねてきた新世紀展出品の100号以上の大作を中心とした展示となる予定である。
向芝氏と言えば、新世紀で緻密な描法での実存感ある作風で知られるが、近年の水面シリーズは純具象で始まり、それが抽象的な趣に変化するという展開をみせている。以前は点描に近い仕事で腱鞘炎になったこともしばしばあったことも窺った。
向芝節男氏は1933年和歌山の生れ。大阪工業大学建築学科を卒業し、恐らく建築関連の仕事に就いたと思われるが、十数年後に日美絵画研究所の油絵通信教育を受講して1973年修了、その後コンクール展、油絵日美展に出品を始めており、ターナー賞、奨励賞ほか多数の受賞を重ねている。新世紀への初出品は1976年だという。会員に就任したのは初出品から8年後というから順調に伸びてきたといえる。その後も新世紀賞、安田火災美術財団奨励賞、吉村賞他を受賞。尾道のコンクールではグランプリ、足摺のコンクールでは黒潮賞を受賞するなど対外的な活動にも成果を出している。今自選展出品作より3点を挙げた。ブロック的な描写技法によるリアリティー溢れる作品である。
初期の作品を見ていないのでそれらとの対面も楽しみである。(松)

映 2 2007年(第52回新世紀展)
